2018年は水害に備えよ!今夏こそ確認しておくべきハザードマップ | 不動産投資を考えるメディア

2018年は水害に備えよ!今夏こそ確認しておくべきハザードマップ

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洪水ハザードマップ

2018年7月7日未明、岡山県倉敷市を流れる小田川の堤防が決壊。死者・行方不明者の数は60名を超え、1万4千棟もの家屋が被害を受けました。

そんな悲しい出来事を受け、一度は確認しておきたい「ハザードマップ」。事前に確認しておくことで、今後予測されている水害への事前の備えや対策ができるかもしれません。

今回の洪水被害に関して、各方面のメディアが様々な視点で報道していますが、ここへきて少し注目されているのが「ハザードマップとの整合性」。先日の日本経済新聞社のニュース記事でも「洪水予測区域と浸水区域が一致していたのに何故…」と報じています。

今回はそんな日本経済新聞の報道と併せて水害とハザードマップについて解説させていただきます。

東京23区のハザードマップ

日本経済新聞で報じられている記事を読む限りでは、被害を受けた地元住民の方は「まさか本当に起こるとは」と漏らしつつ、ハザードマップを見たことがなかったとも言っています。

■日本経済新聞:「危険地図」生かせず 浸水区域は“想定内” 倉敷・真備町
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32872140R10C18A7CC1000/

同社の記事では、倉敷市の洪水ハザードマップと被害区域のエリアを検証。その結果、被害区域が事前に危険区域とされていたエリアとほぼ一致しています。

実は筆者も住んでいる地域からして「大丈夫だろう」と考え、洪水のハザードマップは見たことがありませんでした。しかし、これを機に自分の住むエリアを確認したところ、浸水の可能性が低い地域だということが分かりました。

ただ気になるのは、東京都です。今回の西日本豪雨ほどの水害の話は聞いたことがありませんが、実際に洪水ハザードマップを見てみると、23区内において心配なエリアがある事が確認できます。特に筆者が気になったエリアは以下となります。

渋谷区「渋谷駅周辺」

意外なことに、最も気になったのが渋谷区の渋谷駅周辺のマップ。元々、低い土地であるとは知られていましたが、渋谷駅から始まり、代々木公園を避けるように1~2M以上浸水するエリアが広がっています。

■渋谷区洪水ハザードマップ
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/assets/com/000033450.pdf

中央区「日本橋人形町」

続いて気になるのが、日本橋人形町の墨田川沿いエリア。洪水ハザードマップ上で隅田川沿いのほとんどのエリアが0.5~1.0M以上となっており、特に日本橋浜町と日本橋人形町が2~5M浸水するエリアとして記載されています。

■中央区洪水ハザードマップ(荒川版)
http://www.city.chuo.lg.jp/bosai/bosai/kouzuihazard/kozui02.files/h26arakawa.pdf

台東区・墨田区「上野駅より東のエリア」

先ほどの中央区エリアに続き、やはり隅田川、荒川から近い台東区と墨田区は広いエリアで浸水の危険性があります。当然、川に近いほど3~5Mという深さまで浸水するエリアとして指定されています。

■墨田区水害ハザードマップ(表/日本語版)
http://www.city.sumida.lg.jp/anzen_anshin/katei_tiikinobousai/kouzui_hm1.files/2018_HM_map_1_japanese.pdf

■台東区水害ハザードマップ(表/日本語版)
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/bosai/kozui-hazardmap.files/kozui-hazardmap-omote.pdf

ハザードマップの活用方法

先述のエリア以外にも新宿区や世田谷区、中野区などでも浸水被害として指定されているエリアはあります。ハザードマップの公開ができていない地域も稀にありますが、東京都内は一部エリアを覗いてほぼ全てのエリアの洪水ハザードマップが公開されています。

国土交通省では、日本全国のハザードマップを簡単に検索できる「ハザードマップポータルサイト」を公開していますので、まずはご自身の住むエリア、または所有不動産のある地域のハザードマップを見てみましょう。

■国土交通省:ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/index.html

このハザードマップですが、単に浸水被害の恐れがあるエリアを表示しているだけではありません。近所の避難所が必ず記載されているため、ハザードマップを確認し、できれば印刷して手元に持っておくだけで、いざという時にどの方向へ逃げればよいのかということが一目で分かります。

そもそも、このハザードマップ自体が危険エリアを色分けで表示していますので、色が薄いもしくは無色であるほど安全なエリアということですから、やはり一度は自分の住む地域のハザードマップを確認しておくべきでしょう。

今夏は猛暑・豪雨・台風が多い

先日ウェザーニュースが報じた記事を見ると、今年の夏は台風や豪雨が増えると予測されています。

■ウェザーニュース:ゲリラ豪雨は8月中旬にかけ集中 大阪や福岡は200回以上の予想
https://weathernews.jp/s/topics/201807/190055/

記事の主題は今後、西日本でゲリラ豪雨となる可能性が昨年の2倍以上であるとするもの。しかし、1都3県の中で最もゲリラ豪雨が多いのが東京というデータもあり、少なからず昨年よりも多くなる予想をしています。

更にもう一つ、NIKKEI STYLEの「猛暑の後は強力台風に? 幻の熱低が招いた記録的豪雨」という記事においても、日本の広い範囲で猛暑となったことから海面の温度が上がり、強力な台風が発生する可能性を示唆しています。

今夏の異常な猛暑と言い、今回の豪雨、そして台風という予想はあながち間違いとは言えないでしょう。今のうちに出来る限りの備えはしておきたいところです。

まとめ

今回は今後起こる可能性のあるゲリラ豪雨と強力な台風に備えて、国土交通省と各自治体が公表するハザードマップをご紹介させていただきました。

以前に「建築基準法違反も発覚!大阪北部地震と南海トラフ巨大地震との関連性」という記事では、活断層を調べられるツールもご紹介させていただいておりますので、この機会に洪水ハザードマップと併用してご覧いただいてはいかがでしょうか。

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