不動産会社に求められる姿とは?日本最高齢と最年少の不動産会社社長を調査! | 不動産投資を考えるメディア

不動産会社に求められる姿とは?日本最高齢と最年少の不動産会社社長を調査!

シェアする

2018033001

昨今、不動産業界に求められる変化の一つに「不動産テック」という言葉があるのをご存知の方も多いかと思います。
不動産とフィンテックを融合した造語ではありますが、IT化の進む現代社会においては何かと古い慣習の残る不動産業界において、不動産テックは急務だと言われています。
そんな変革の嵐が業界で吹き荒れる中、IT云々よりも「お客様目線」を第一に考える不動産会社はどこかと調べていたところ、「日本最高齢」と「日本最年少」の不動産会社社長というキーワードに辿り着きました。
そこで今回は、日本の不動産会社の中で、最高齢の不動産会社社長と最年少の社長、そして過去に日本最年少で株式上場を果たした会社をご紹介させていただきます。

そもそも日本の不動産会社の数は?

まず、そもそも日本にどのくらいの不動産会社があるのか調査した結果からご紹介させていただきます。
総務省統計局が開示している「産業別民営事業所数と従業者数(平成26年度)」では、以下のようなデータから日本の企業数や不動産会社のおおよその数を知ることができます。

事業内容不明を含む全産業数:409万8284社
不動産業、物品賃貸業:32万2573社(全産業に占める割合:2.6%)

様々な業種があるなかで不動産業、物品賃貸業は6番目の多さとなっており、従業員数を見ると、なんと「約150万人」が働いているとされています。

参考:総務省統計局「第7章 企業活動」
http://www.stat.go.jp/data/nihon/07.html

更に詳しく調べてみると、不動産適正取引推進機構が公表している「宅建業者・宅地建物取引士の統計概要」では平成28年度末時点での宅建業者の数は12万3416業者だとされており、同資料で従事者数が55万1521人であるとの情報を確認することができます。
実は、この不動産適正取引推進機構が開示する宅建業者・宅地建物取引士の統計概要では、意外な事実も確認することができます。

参考:不動産適正取引推進機構RETIO「宅建業者・宅地建物取引士の統計概要」
http://www.retio.or.jp/toukei/index.html

日本最高齢の不動産会社?「和田京子不動産」

先ほどご紹介させていただいた「宅建業者・宅地建物取引士の統計概要」では、個人で不動産業を営む人の年齢層についても調査が行われており、以下のような調査結果が出ています。

~29歳 26人
30~39歳 484人
40~49歳 1635人
50~59歳 2542人
60~69歳 5839人
70~79歳 4798人
80歳~ 1598人

驚くことに、80歳以上の不動産業を営んでいる方が比較的に多く、全業者数の約1割を占めています。
日本で最も古い不動産会社は明治に設立された「東京建物」であると言われていますので、「高齢化社会だから」という一言では片づけられなさそうな、不動産業界の深い歴史を感じることができそうです。

そんな高齢経営者の多い不動産業界ですが、恐らく日本最高齢では無いかと思われる不動産会社社長が今話題になっています。

会社名は「和田京子不動産」。
「和田京子」さんが経営する自身の名前がそのまま社名になっている不動産会社ですが、公式ホームページを見てみると1930年(昭和5年)生まれと紹介されており、なんと「88歳」で現役の不動産営業をされていることが分かります。
代表取締役には孫にあたる「和田昌俊」さんが代表取締役を担っており、買主側の仲介手数料が無料という事でも話題となり、年商は5億円を超えているのだそうです。

しかも、2009年の宅地建物取引士資格試験において、歴代最高齢での合格者となり表彰までされているのです。
現在は89歳という合格者が最高齢記録を塗り替えていますが、恐らく現役の不動産業を営んでいる日本最高齢だと思われる和田京子さんが、今、最も話題となっている不動産会社社長ではないでしょうか。

日本最年少の不動産会社社長「乾 佑企」氏

日本最高齢と聞くと、どうしても「日本最年少」の不動産会社社長を探したくなるものですが、実は先にご紹介させていただいた和田京子不動産の代表取締役である和田昌俊さんは、22歳で和田京子不動産の代表取締役となっています。

さすがに和田昌俊さんよりも若い方で、しかも社長となると探すのも難しそうですが、インターネットで調べてみると、「日本最年少不動産会社経営者」と謳うブログを発見しました。

ブログの開設者は「乾 佑企」氏です。
プロフィールを確認すると、21歳で現在経営している会社「ハウスモール」を設立したと紹介されています。
ただ、既に20歳の時に両親との共同経営にて不動産会社の代表者を務めているとされています。

同氏の凄いところは、「お金も不動産知識もない」にも関わらず会社を立ち上げ、現在は本店となる奈良県と大阪の支店の2店舗を構えるまでになっています。

乾 佑企氏の経営するハウスモールもまた、買主からの仲介手数料は無料(新築に限り)を謳っており、回転率よりも1組のユーザーにじっくり時間をかけて対応するというスタイルを貫いています。
若手ならではのLINEやFacebookを活用した営業マンとの連携も功を奏し、ユーザーへの情報提供のスピードに自信を見せています。

そんな日本最年少の不動産会社社長に会えるかもしれないハウスモールですが、関西地方にお住いの方であれば、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

番外編!?日本最年少株式上場記録者「杉本 宏之」氏

さて、日本の不動産会社数と最高齢、最年少の不動産会社社長をご紹介させていただきましたが、実はこれらの調査の中で気になる情報もありました。
それが、不動産業界の日本最年少で株式上場を達成した「杉本 宏之」氏です。

現在40歳の杉本 宏之氏は1977年に神奈川で生まれ、24歳で「株式会社エスグラントコーポレーション」を設立します。なんとその4年後の28歳で株式上場を果たしているのです。

ただ、2009年にリーマンショックの煽りを受けて上場廃止と民事再生法の適用を受けることとなりますが、翌年2010年には「株式会社SYホールディングス」を設立しています。
まさに不退転の決意と不撓不屈の精神の持ち主と言えそうですが、「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」という著書も出版しており、リーマンショック当時の苦難は一般の方の想像を超えるものだったのではないでしょうか。

現在では定期的にブログが更新されており、精力的な活動をされている様子が伺えます。
若くして起業してからの16年の間に倒産と起業を経験した杉本 宏之氏。
この16年で一体どのような学びを得たのだろうと考えると、感慨深い気持ちにもなります。

まとめ

最後に、改めて不動産適正取引推進機構の宅建業者・宅地建物取引士の統計概要を見てみると、平成29年度の宅地建物取引士の登録者数は100万4662人となっています。
これは平成27年度から2万人以上増加した結果で、初めて100万人を突破しました。
100万人全員が不動産会社に勤めているわけではありませんが、全登録者数の2割にも満たなかった女性の登録者数も順調に増加し、平成28年には24.4%を超えています。
これらの事から不動産に関するリテラシーを高めることに多くの人が積極的であることが伺えます。
とはいえ、今回の調査で日本最高齢、最年少の不動産会社経営者の方々の経歴等を拝見した限り、12万を超える不動産業者と、不動産テックが進む現代で不動産業界に求められる姿とは、売り上げや会社規模、不動産リテラシーだけでなく、買主と売主に寄り添う親身なサポートの姿勢だと言えるのかもしれません。

各種お問い合わせやご相談はこちら