入居者が「家賃が高くても住みたい」と思う物件の設備とは? | 不動産投資を考えるメディア

入居者が「家賃が高くても住みたい」と思う物件の設備とは?

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リビングのイメージ

不動産投資において、オーナーが最も恐れるのは“空室”が長期間続くこと。もし、空室が続いて一刻も早く新たな入居者を呼び込みたい場合、その集客手段として考えられるのが「賃料の値下げ」です。しかし、賃料は物件利回りとのバランス兼ね合いもあるため、値下げをすることが必ずしも正しい選択とは言い切れません。

そこで着目して欲しいのが、地域相場より家賃が高くても入居者が住みたいと思う“物件の設備”について。設備の充実さは、入居率に繋がる要素となります。では、どのような設備が求められているのか、収集されたアンケート結果を交えてご紹介していきます。

アンケート結果から見えた「需要のある設備」

株式会社リクルート住まいカンパニーが行った「2015年度・賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」の調査結果では、家賃が相場より高くても住みたいと考えられている設備ランキングは以下の通り。

1位 エアコン(73.1%)
2位 追い炊き機能(68.7%)
3位 ピッキング対策キー(66.5%)
4位 モニター付きインターホン(65.7%)
5位 オートロック・宅配ボックス(64.8%)

1位は“エアコン”という結果に。エアコンは後付けでも設置できますが、本体価格と工賃で7~8万円程度が必要となります。また、1人暮らしでは設置までの手順が「面倒くさい」という意見もあり、入居時点で既にエアコン設備が備わっている賃貸物件が高い人気を得ていることがわかります。

2位以下も、どれも利便性が高い設備だと言えます。したがって、投資用物件を購入する際は、このようにランクインしている設備が備わっていれば入居意志も高まるのではないでしょうか。

需要層に合わせた設備

20代をターゲットにした場合

入居者ターゲットを「20代」に合わせた場合では、追い炊き機能付きバスは外すことができない設備です。なぜかというと、国土交通省が公表した「平成27年度全国都市交通特性調査(速報版)」によると、20代の外出回数が“70代の外出回数より下回っている”ことが判明したからです。インターネット環境が普及した現在の日本では、ネット通販でのショッピングなど自宅で過ごしながらでも不自由のない生活ができるようになったことが、理由として考えられます。

そのため、在宅時間が長くなり、以前よりも快適性が求められるようになりました。このことから、家賃が低めに設定されているユニットバスなどの需要は減退傾向になり、その一方で家賃が高めに設定されている「追い炊き機能設備」の需要が高くなりつつあります。

女性をターゲットにした場合

入居者を「女性」に合わせた場合では、ピッキング対策キーは外すことができない設備です。なぜかというと、防犯設備のニーズは高く、特に1人暮らしの女性が物件探しにおいて重要視する項目だからです。最近の賃貸物件はオートロックが標準化されていますが、より良いセキュリティ対策として「ピッキング対策キー」が備わっている物件が求められています。

また、モニター付きインターホンもチェックしておきたい。モニター付きインターホンは、部屋の中からでも訪問者の姿が確認できるため、見覚えのない訪問者などの対応を回避することができます。こちらも一種の防犯対策だと言えるでしょう。

まとめ

入居者が不在の「空室」は家賃収入にも繋がるので出来る限り避けたいものですが、安易に家賃を値下げすればいいものではありません。必要なのは、空室になってもすぐに入居者が現れる「物件・設備」を選択することです。

既に不動産投資を行っている場合は設備を変更するのも手段のひとつですが、設備投資費用が思うように回収できない可能性もあるため、「需要層に合わせた設備」を見極めることが求められるでしょう。

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