理想の店員はマツコ・デラックス!?最近の賃貸トレンド | 不動産投資を考えるメディア

理想の店員はマツコ・デラックス!?最近の賃貸トレンド

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マツコデラックス被り物

いよいよ引っ越しシーズンも大繁忙期に突入しましたが、アパートやマンションのオーナーの方は順調な賃貸経営は行えていますでしょうか。
毎年このシーズンになると賃貸ユーザー向けのアンケートや引っ越しに関する意識調査などが多く行われますが、空室対策に日々尽力をされている方であれば、こういった賃貸市場における意識調査の結果も把握しておきたいところ。
そこで今回は、毎年恒例のアンケートや気になる調査結果といったものの中から、最近の賃貸トレンドが分かる賃貸関連アンケートをご紹介させていただきたいと思います。

住みたい街・穴場だと思う街ランキング

毎年この時期に発表される「住みたい街ランキング」ですが、初めて話題を集めたのが2010年の吉祥寺が1位という調査結果でした。それ以降、ランキングの浮き沈みはあっても吉祥寺は常にランキング上位に顔を出す人気の集中する街ではありますが、今回の調査結果ではどのようになったのでしょうか。
株式会社リクルート住まいカンパニーが実施した、「SUUMO住みたい街ランキング2018関東版」では、以下のような調査結果となっています。

1位 横浜(JR京浜東北線)
2位 恵比寿(JR山手線)
3位 吉祥寺(JR中央線)
4位 品川(JR山手線)
5位 池袋(JR山手線)
6位 武蔵小杉(東急東横線)
7位 新宿(JR山手線)
8位 目黒(JR山手線)
9位 大宮(JR京浜東北線)
10位 浦和(JR京浜東北線)

お洒落な都市というイメージも強く、たくさんの沿線の通っている利便性もあり、横浜が一位となっています。
また、同調査の中には「投票者の属性」というものがあり、回答者の住む都県、年代、シングルや夫婦等のライフステージ別のシェア率も公表していますが、9位と10位の大宮、浦和を選んだ人の8割が埼玉県民であることから、埼玉県民の強い埼玉愛がうかがえます。
そして、もう一つ気になるのが「穴場だと思う街ランキング」です。
この調査結果は住みたい街のランキングとは内容が様変わりし、以下のようになっています。

1位 北千住(東京メトロ日比谷線)
2位 赤羽(JR京浜東北線)
3位 和光市(東武東上線)
4位 大宮(JR京浜東北線)
5位 柏(JR常磐線)
6位 守谷(つくばエクスプレス)
7位 川口(JR京浜東北線)
8位 蒲田(JR京浜東北線)
9位 池袋(JR山手線)
同9位 田端(JR山手線)

住みたい街という憧れに対して、比較的に家賃相場が安いと言われる街が上位に顔を出します。
住みたいと思われている街があるのに対して、穴場だと思われている街は実際の需要の一片であると捉えることができますので、新規物件購入の際の参考にされても良いかもしれません。

参考:株式会社リクルート住まいカンパニー「SUUMO住みたい街ランキング2018関東版」
https://www.recruit-sumai.co.jp/press/upload/2018_sumitai_kanto.pdf

引っ越しに関する意識調査

住みたい街に続いて、独立行政法人都市再生機構が調査した「賃貸住宅居住者に聞く 引っ越しに関する調査」もご紹介させていただきます。
同調査では「引っ越しを検討するタイミング」「引っ越し費用を抑える方法」「引っ越しで出る不用品の処分方法」「契約更新料について」「保証人について」「理想の不動産屋さん店員」という5つのアンケートを行っています。

これらの調査からオーナーとして最も気になるのは「引っ越しを検討するタイミング」「契約更新料について」「保証人について」ではないでしょうか。
では、実際のアンケート結果を見てみましょう。

引っ越しを検討するタイミング
1位:住んでいる家に不満が出た時34.0%
2位:より良い物件に住み替えたいと思った時32.9%
3位:住んでいる家の契約更新が近づいた時23.1%
4位:就職・転職20.7%
5位:結婚19.8%
契約更新料について
1位:払うのは嫌だが仕方ない53.4%
2位:更新料がある賃貸住宅には住まない24.5%
3位:良く分からない9.1%
4位:気にならない7.1%
5位:払う前に引っ越しする5.9%
保証人について
1位:保証人を頼みにくい69.5%
2位:必要だと思う55.2%
3位:必要だが頼みにくい37.2%
4位:頼める人がいない37.0%
5位:保証人制度を知っているという程度33.4%

これらの結果から分かることは、非常に多くの人が更新のタイミングや物件への不満が出たタイミングで引っ越しを検討することが分かります。また、保証人に関しても必要性は感じていつつも、それを依頼するとなれば半数以上の人が躊躇することが分かります。
更新料を0にしたり、保証会社を利用する方法は以前から空室対策として用いられていますが、それを裏付けるのか上記の調査結果と言えるかもしれません。
また、少々面白い調査結果に以下のようなものもあります。

理想の不動産屋さん店員

男性
1位:新垣結衣
2位:石原さとみ
3位:有村架純
女性
1位:マツコ・デラックス
2位:西島秀俊
3位:高橋一生

不動産営業というよりも単に好きなタレントといった範囲なのかもしれませんが、女性のランキングでマツコ・デラックスが1位という意外な結果の裏には「物事をハッキリ言ってくれそう」「契約までの背中を押してくれそう」などの女性ならではの理由がありそうです。

参考:PR TIMES「賃貸住宅居住者に聞く 引っ越しに関する調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000015186.html

今ドキの一人暮らしについてのアンケート

さて、更に賃貸ユーザーの気持ちに近づくため、アイリスオーヤマ株式会社で調査した「今ドキの一人暮らしについてのアンケート」も見てみましょう。
このアンケートは10年前の調査と見比べる興味深いものですが、現在住んでいる間取りについて以下のような違いが見受けられます。

一人暮らしの間取り

今ドキの一人暮らし
1R/1K:37.1%
1LDK:17.8%
2K/2DK:20.5%
3K/3DK:9.1%
3LDK:6.7%
その他:8.8%
5~10年前の一人暮らし
1R/1K:44.8%
1LDK:32.5%
2K/2DK:16.6%
3K/3DK:2.6%
3LDK:3.1%

過去の調査と見比べてみると、ワンルームや1Kに住んでいる人の割合に大きな違いはありませんが、1LDKに住む人が半分ほどに減り、代わりに2部屋や3部屋以上の部屋のある家に住む人が増えたことが分かります。
賃貸物件を選ぶ基準として広さが重要なのは誰しも同じですが、単に広いというだけではなく、独立した部屋があることが最近のトレンドであると言えるのかもしれません。

参考:アイリス収納・インテリアドットコム「今ドキの一人暮らしって?10年前と比べてみました」
https://www.iris-interior.com/special/hitorigurashi/#01_01

不動産情報サイト利用者意識アンケート

最後にご紹介させていただくのは、2017年に不動産情報サイト事業者連絡協議会が1098人を対象に行った「不動産情報サイト利用者意識アンケート」です。
このアンケートも賃貸オーナーにとって参考にしたい情報が公表されています。
最も気になるのが「物件情報を探す際に希望する設備等は?」というアンケートですが、賃貸に絞った調査結果が以下です。

バストイレ別 77.0%
エアコン付 52.6%
室内洗濯機置場 45.0%
独立洗面台 44.5%
フローリング 42.1%
インターネット無料 39.9%
追い焚き風呂 37.9%
駐車場あり 37.7%
都市ガス 35.1%
TVモニタ付インターフォン 34.0%

各設備に対して複数回答を可として、1098人がそれぞれ選んだ設備の上位10位をまとめた結果、「バストイレ別」「エアコン付」「室内洗濯機置場」などが重要視されていることが分かりますが、バストイレ別であることに関しては約8割の人が希望していることから、賃貸物件に最低限求められる設備であると考えてよいでしょう。
他にも「問合せた不動産会社数の平均は2.8社」「問合せた物件数の平均は4.9件」「訪問した不動産会社数の平均は2.1社」といった面白い調査結果もありますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

参考:不動産情報サイト事業者連絡協議会「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果
https://www.rsc-web.jp/pre/img/171027.pdf

まとめ

昨年中頃から今年にかけて行われた各企業の調査結果から、賃貸オーナーの方にも参考にできそうなものをご紹介させていただきました。
賃貸ユーザーのニーズを普段から意識されているオーナーの方も多いかと思いますが、賃貸ユーザーには若い人も多いことからトレンドが早いペースで変化していきます。そういった嗜好の変化などを定期的にチェックしておくことで、リフォームや家賃変更、新規物件の購入などの検討材料として活用することができます。
徐々に進む人口減少や賃貸物件の増加に伴い、これまでの常識や人気だけに捉われず、現在のニーズを探っていくことが今後の賃貸経営に求められることかもしれません。

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