要らない資格はない!?不動産投資に役立つ3つの最強資格 | 不動産投資を考えるメディア

要らない資格はない!?不動産投資に役立つ3つの最強資格

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勉強をしているイメージ

不動産投資を始めたばかりの方やこれから不動産投資を始めようとお考えの方にとって、その過程や運用について様々な疑問や不安が湧くかもしれません。そんな時に思いつくのが「何か役に立つ資格はないか」ということではないでしょうか。
そこで、不動産関連の資格を調べてみるものの、紹介ブログやサイトでは「実務に関わりがなくても見聞を広げるメリットがある」という程度であることが多いため、果たして不動産投資家という観点で、実際に役立つ資格はないのかと思われることでしょう。
今回は、これから不動産投資を始める方にも既に物件を運用している方にも役に立つ、3つの資格をご紹介させていただきます。

三大国家資格「不動産鑑定士」

日本の最難関資格として、弁護士、公認会計士があるのは有名なところですが、そこに肩を並べるのが「不動産鑑定士」です。
弁護士と公認会計士は不動の最難関資格として常に存在していますが、一般的には3つ目には不動産鑑定士、税理士、医師、国家公務員総合職のいずれかが該当すると言われており、どちらにせよ非常に高度な知識を有するものと考えて差し支えないでしょう。

なお、勉強時間は最低でも2500~3000時間は必要だと言われていますから、取得まで数年かかるという覚悟が必要なのはもちろん、国が発表する地価の決定や銀行融資の審査時に必要となる不動産評価も不動産鑑定士が必ず関わっていますので、この資格がいかに重要なものであるかは言うまでもありません。

しかしながら、「不動産投資をするのに、そんなに難しい資格が必要か?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
事実、様々なコラムやブログでは「投資に直接的に関係しない」「コストパフォーマンスが悪い」という事で、わざわざ取得する資格ではないとされる方が多くいらっしゃいます。
確かに、実務に関係が無いと言われればそれまでかもしれませんし、場合によっては「宅地建物取引士(宅建)」ですら不要と言われる方もいらっしゃるほどです。

ただ、不動産をビジネスとして考えた時にそのように言い切れるものでしょうか。
一般的にビジネスの世界で大事なのは「ストックビジネス」と「フロービジネス」をバランスよく持つことだとされています。
ストックビジネスとして大家業を持っておくのなら、併せてフロービジネスに繋がる不動産鑑定士という資格や業を持っておくことは、有事の際のリスクヘッジという風にも考えることができます。

つまり、不動産鑑定士が大家業をしているという2つの箔があれば、大家業以外のビジネスチャンスが舞い込む可能性が通常の何倍も高くなるのです。
実際に、不動産鑑定士という資格があることで銀行の印象も良い上に、理論的な不動産評価額を自身で導き出せる力とその説得力は間違いないものとなります。

また、不動産鑑定士は合格者が少なくなったことから需要が増していると言われており、空き家問題や「20XX年問題」など様々な難題を抱える今後の不動産業界でどれだけ重要な存在になるかは、既に不動産投資をされている方であれば何となくでもお分かりいただけるかと思います。

物件の見る目と紛争解決に役立つ「競売不動産取扱主任者」

不動産投資を行う中で一度は検討することがある競売物件ですが、実はこの競売物件に関する資格が「競売不動産取扱主任者」です。
昨今、「競売代行」を営む業者により、詐欺事件や不当な手数料要求などのトラブルが多く報告されています。
競売物件自体、以前まで主に不動産業者やその道の方々が利用されるグレーな不動産市場といったイメージでしたが、ここ最近では一般の不動産投資家の方にもすっかり馴染みのある仕入れ先となっています。
しかしながら、知識の浅いまま購入してしまったことにより法的なトラブルに巻き込まれてしまったという話も後を絶ちません。

競売不動産取扱主任者という資格は、競売の入札や落札、そして引渡しまでの知識を得られることはもちろん、その実務や民事に関わる法律、宅建、税金といった様々な分野を学ぶことができる資格であるため、新たな物件を買い増す際に競売を検討されるのであれば、持っておいて損はない資格だと言えます。

不動産会社や金融会社の実務で必要な資格であるとされていますので、正直なところ、不動産投資でこの資格を活かそうと思われるのであれば競売物件や任意売却物件の購入や、購入後の運用での紛争解決に関する知識や手段を得るという範囲で考えおいた方がよさそうです。
とはいえ、自分の知識、経験に基づく見識だけで競売物件を購入するよりも、法的な根拠となる知識で武装しておくことで、よりリスクを抑えた競売物件の選定ができるという事になるでしょう。

中古住宅の購入に役立つ「公認ホームインスペクター」

競売物件と同様に需要の高まっているのが中古住宅です。
中古住宅を安く手に入れて、リノベーション後に貸し出すという手法が流行となっていますが、人口減少や空き家の増加に対して有効な政策が未だ打ち出されていない現在では、物件を見る目が不動産投資で重要な役割を果たします。
一般の方が建物を一見したところで、どこに瑕疵があってどのようなリスクが存在するか判断するのは難しいところではありますが、その見極める目を補ってくれるとも言えるのが「公認ホームインスペクター」です。

あくまで一つの例としてですが、何の資格もないまま物件購入の際に値下げを要求したところで、ダメだと言われればそれまでです。
しかしながら、ホームインスペクターという資格の下に「欠陥とまではいかないが、ここを放置すれば雨漏りの可能性がある」といった根拠を示すことができれば、値下げにも説得力を持たせることができます。
この資格は建物の維持や管理に役立つだけではなく、その建物の状況を中立の立場で判断するにも役立つため、物件を購入する際の瑕疵や嘘を見抜き、説得力のある価格交渉での役に立ってくれる上、購入後の建物のメンテナンスにおいても迅速な対応が可能になるのです。

不動産投資は知識と経験を蓄えるのが重要

不動産投資に必要な資格を3つご紹介させていただきました。
不動産鑑定士の項でもお話させていただきましたが、一般的なブログやコラムを拝見していると「大家業に資格は必要ない!」と言われる方が多く見受けられます。
その根拠にはやはり、「かける時間に対して得られる報酬が見合わない」ということがあるようです。

とはいえ、不動産の購入と運用、また証券化物件に投資するならば、それを成功に導くための知識が必要であるのは間違いありません。
しかしながら同時に、それらに隠れている様々なリスクが顕在化した時にどう対処すべきか予め考えておくことも重要なことなのです。
つまり、いざトラブルになった際に専門知識を勉強するのでは遅いのです。

キャッシュフローを意識するのであれば、「簿記」や「FP」といった資格を勉強するのも良いでしょう。
また、古民家再生に興味があるのであれば、「古民家鑑定士」なんてものもあります。
「不動産投資に資格は不要」と一括りに判断してしまうのではなく、自分の投資スタンスやリスク回避という面で、どのような資格が必要なりそうかという視点で考えてみると、要らない資格はないと言えるのではないでしょうか。

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