【東京・神奈川・埼玉・千葉】中古マンションの平均築年数と売却価格

不動産価格

日本は不動産バブルであると言われて久しくなりますが、中にはバブルではないとする向きもあります。実際のところ、東京都ではバブルに限りなく近い状態であることは明白であり、売買のタイミングが難しい時期に入っていると言えるでしょう。

では、東京都に所有する中古マンションは一体いくらで売り買いされているのでしょうか。また築年数が何年までなら市場価格で売れるのか。今回は東日本不動産流通機構が公開するデータから、「東京・神奈川・埼玉・千葉」の一都三県で成約した中古マンションの平均築年数と㎡単価を一気にご紹介します。

【東京都】売れる中古マンションの売却価格と築年数

まず、東京都で成約した中古マンションの平均築年数を見てみましょう。

統計が開始された当初は売れてもせいぜい築年数12年までといったところでした。その後、2008年以降より徐々に中古マンションの需要が伸び、直近で成約した築年数の平均は約20年。途中、成約する中古マンションの築年数が落ち込んでいるのはリーマンショックなどの煽りを受けたものと考えられます。東京都で成約する中古マンションの築年数は、平均0.3年ずつ伸びています。では、築20年のマンションが、概ねいくらで売れるのか㎡単価を見てみましょう。

直近データの㎡単価は約69万円。70万円を超えていたバブル期に迫る勢いです。やはりオリンピック需要が後押しした影響は大きいと言えるでしょう。総合的に見た結果、2019年時点の東京都で売れると考えられる中古マンションは「築年数20年前後・㎡単価69万円前後」となります。

【神奈川県】売れる中古マンションの売却価格と築年数

次に、神奈川県の売れる中古マンションの価格と築年数平均です。神奈川県は東京都と並んで比較される街であるため、比較的に東京都の不動産市場と似た動きをしがちです。では、神奈川県の売れる中古マンションの価格と平均築年数を見てみましょう。

東京都と同じく、リーマンショックの影響が築年数にまで波及しているのが分かります。ただ東京都ほど波はなく、2008年以降からは順調に買われる築年数が伸びています。平均して0.4年ずつ築年数が伸びていますので、2019年は築年数22年までの物件なら市場平均価格で売却できるものと考えられます。では、神奈川県の中古マンションがいくらなら売れるのか見てみましょう。

神奈川県で成約した中古マンションの平均価格は約43.2万円。バブル崩壊後の動きとしては東京都ほど価格を戻したとは言えませんが、価格の伸びは十分に好調と言える範囲でしょう。総合的に見た結果、2019年時点の神奈川県で売れると考えられる中古マンションは「築年数22年前後・㎡単価43万円前後」となります。

【埼玉県】売れる中古マンションの築年数

続いて、埼玉県の売れると考えられる中古マンションデータです。築年数から見てみましょう。

東京都と違ってリーマンショックの煽りを受けることなく、成約する中古マンションの築年数は一貫して伸びています。2018年時点で22.5年ですが、平均して約0.5年ずつ伸びてきましたので2019年時点で平均築23年の中古マンションが成約しているだろうと考えられます。では、築23年の中古マンションが、埼玉県ではいくらで売れるのか見てみましょう。

2018年時点で成約した中古マンションの平均㎡単価は約31.6万円。バブル崩壊後、長く横ばいを続けた中古マンションの㎡単価でしたが、アベノミクスが始まった安倍政権発足やオリンピック開催決定を受けて順調に伸びています。ただバブル崩壊前後の価格にはまだまだ届かない水準です。総合的に見た結果、2019年時点の埼玉県で売れると考えられる中古マンションは「築年数23年前後・㎡単価32万円前後」となります。

【千葉県】売れる中古マンションの売却価格と築年数

埼玉県とよく比較される千葉県ですが、中古マンションの市場はどうでしょうか。まず築年数から見てみましょう。

千葉県も特にリーマンショックの影響を大きく受けることなく、成約する中古マンションの築年数は伸び続けています。2018年時点で約24年の築年数で成約していますが、平均して0.5年ずつ伸びてきたため2019年は築年数25年になるものと考えられます。では、千葉県で築年数25年のマンションがいくらで売れるのか㎡単価を見てみましょう。

千葉県の中古マンション価格も2012年以降から順調に伸びています。ただ1992年の価格が埼玉県、千葉県共に約46万円でしたので、埼玉県と比べて価格の伸びは若干ながら弱い印象です。総合的に見た結果、2019年時点の千葉県で売れると考えられる中古マンションは「築年数25年前後・㎡単価28万円前後」となります。

まとめ

東京・神奈川・埼玉・千葉で成約した中古マンションの築年数と㎡単価を見てきましたが、東京都は「高すぎる」といった印象を持った方もいるのではないでしょうか。特に今回ご紹介したデータは23区だけでなく市部も含まれるため、23区だけに絞れば単価はもっと高くなります。

また、価格が高いこともあって、成約する中古マンションの広さは平均して50㎡前後。中古マンションのニーズは広さよりも通勤の利便性が優先されていると言えます。逆に捉えれば、人口が集中する東京では価格や広さよりも利便性が重視され、それ以外の地域では利便性を妥協してでも価格と広さにこだわる人が多いと言えるかもしれません。

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