2018年リリース注目のリアルエステートテック新サービス7選 | 不動産投資を考えるメディア

2018年リリース注目のリアルエステートテック新サービス7選

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リアルエステートテック

昨今リアルエステートテックが進む不動産業界ですが、その波は徐々に大きくなってきています。今回はそんなリアルエステートテックを象徴する2018年にリリースされた新サービスから注目の7つをご紹介いたします。

GA technologies「Renosyクラウドファンディング」

今年7月26日にGA technologies社が開始した「Renosyクラウドファンディング」は、他の不動産投資型クラウドファンディングで運用期間が1?2年以上といったものが多い中、最低3ヶ月という短期運用が可能という特徴があります。投資も一口1万円から参加できますので、気軽に投資できるサービスとなっています。

自社でクラウドファンディングを提供するのはGA technologies社が初めてではなく、既に株式会社TATERU が「TATERU Funding」を提供していますが、両サービスの違いといえば「利回り」が挙げられます。

現在はまだGA technologies社で行ったクラウドファンディング案件は1件のみですが、TATERU Fundingの案件が平均して5%弱のところ、「Renosyクラウドファンディング」では8%という予定利回りが第一号案件となっています。不動産投資で利回り8%というと悪い数字ではありませんので、今後発表される案件を楽しみにしたいところです。

■参考:Renosyクラウドファンディング
https://www.renosy.com/funding/

不動産投資家向けアプリ「Renosy Insight」

リアルエステートテックの中でも、まさに快進撃とも言える勢いで新サービスを提供しているGA technologies社ですが、もう一つ気になるサービスとして「Renosy Insight」というアプリを今年2月にリリースしています。Renosy Insightでできるのは、主に以下のようなものです。

  • 所有する物件の資産情報や管理情報、契約書情報までを一元管理できる「ポートフォリオ管理」
  • 繰上げ返済や物件の追加購入でキャッシュフローンなどがどのように変化するか確認できる「収支のシミュレーション」
  • 月々の家賃収入と支出による「キャッシュフロー管理」と、家計簿アプリ「Moneytree」との連携
  • GA technologies社がオススメする投資物件の紹介

以前、本サイトではコスモスイニシアが開始したAIによる不動産投資シミュレーター「VALUE AI」をご紹介させていただきましたが、今回発表されたRenosy Insightは、いよいよ手元で可能な不動産投資シミュレーターが登場したかと思わせる優れものです。ぜひ一度インストールして試してみてはいかがでしょうか。

業界初!AIによる不動産投資シミュレーション「VALUE AI」を実際に試してみた。
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2018年2月、とあるニュースを見かけました。 それは、業界初となるAIによる不動産投資シミュレーションサービス「VALUE AI(バリュー...

■参考:Renosy Insight
https://www.renosy.com/apps/renosy_insight

賃貸経営アプリ「Apartment kit for Owner」

さて、もう一つ賃貸経営管理ができるアプリとして「Apartment kit for Owner」をご紹介します。これは先ほども登場した株式会社TATERUが提供しているアプリで、開発は子会社の株式会社Robot Home(ロボットホーム)となっています。現在このアプリの利用は招待制となっているため詳細は問い合わせが必要ですが、このアプリでできるのは主に以下のようなものとなります。

  • 繰上げ返済や売却などを含め、所有物件のキャッシュフローシミューレーションが可能
  • 登録した所有物件画面から稼働率や空室サイトへのアクセス数を確認可能
  • 管理会社とチャットで相談などのやり取りできる
  • 家賃相場や人口密度、周辺施設、犯罪発生率などといったデータの閲覧ができる
  • 入居募集のフローが簡単
  • 送金明細、契約書、修繕履歴、確定申告書等の書類をアプリで管理できる

まさにこれ一つで賃貸管理を完結することも可能なアプリ。気になる方は、紹介動画もありますので一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか。

■参考:Apartment kit for Owner
https://www.apartmentkit.jp/

マンションマーケット提供「FLIE(フリエ)」

続いてご紹介するのは、7月26日にサービス開始となった不動産のフリマサイト「FLIE(フリエ)」。フリマサイトと言う限りは、個人間で売買を行うCtoC取引をイメージされるかと思いますが、FLIEで掲載される物件の売主は不動産会社となっています。

「不動産会社を通すなら、結局普通のBtoC売買と変わらないのでは?」という疑問が湧きますが、FLIEで掲載されている物件はあくまで「売主が不動産会社」です。つまり、仲介による売買ではないので仲介手数料がかからないという大きなメリットがあります。

また、売主とのやり取りを直接行うという点から、物件情報を細かく確認しやすいという利点も生まれます。現在はまだサービス開始直後で物件数も多くありませんが、「3%+6万円」という決して安くない仲介手数料を省けるメリットには魅力を感じるのではないでしょうか。

■参考:FLIE
https://flie.jp/

地図検索サイトMapFan「未来地図×不動産検索サービス」

ここからは、上記までのリアルエステートテックとは少々異なる不動産情報の収集に役立つサービスのご紹介です。「地図検索サイトMapFan」を利用したことのある方も多いかと思いますが、今年2月に「未来地図×不動産検索サービス」なるサービスを開始しました。

未来地図とは言っても、何もSF映画のような地図が見られるということではなく、不動産情報として重要な開発情報や新規オープンする施設の予定などを地図上に表示できるちょっと面白い地図となっています。2018年から2021年までを年毎に指定できるバーがあり、試しに2020年に併せて山手線品川駅と田町駅の間に出てくる電車のアイコンをクリックしてみると「(仮称)JR品川新駅/2020年春頃予定」という表示が現れます。

他にも新たに建設される施設が数多くアイコンで表示されますので、将来的な視点で不動産購入を考える時に使えるサービスと言って良いでしょう。

■参考:地図検索サイトMapFan「未来地図×不動産検索サービス」
https://mapfan.com/map/realestate/search

ブロックチェーンを応用した「不動産情報プラットフォーム」

まだ詳細は分かっていませんが、以前から開発が進められてきた不動産情報の共有にブロックチェーン技術を応用しようという取り組みですが、この度、株式会社LIFULL、NTTデータ経営研究所、NTTデータ・グローバル・テクノロジー・サービス・ジャパンによるプロトタイプの共同開発が完了したとの発表がありました。

これにより商用化に向けた検討が開始されるようですが、家賃債務保証事業を行う全保連、地図情報事業のゼンリン、決済事業を展開するネットプロテクションズ、不動産ポータルサイトLIFULLが導入事例を考察し、NTTデータ経営研究所で全体的な戦略や推進のコンサルティングを行い、NTTデータ・グローバル・テクノロジー・サービス・ジャパンによってブロックチェーン技術開発の検討支援が行われるとしています。

以前から不動産業界におけるブロックチェーン技術の導入がにわかに話題になることはありましたが、いよいよ本格的に商用化に向けた動きが活発になってきたところを見ると、もはやこれまでの常識や慣習では行えなかった革新的なサービスが始まるのではないかと予感させます。

■参考:株式会社NTTデータ経営研究所「不動産情報の共有におけるブロックチェーン技術を活用したプラットフォームの商用化に向けた共同検討を開始」
http://www.keieiken.co.jp/aboutus/newsrelease/180622/

ケイアイスター不動産株式会社「ふどうさん女子」

最後にご紹介させていただくのは、正確には昨年12月半ばにサービス開始となった「ふどうさん女子」というサイト。「ふどうさん」というネーミングから女性が女性の為の物件を紹介したりするのかと思いきや、全く違います。

基本的には不動産業界で働く女性や不動産に興味のある女性が語り合える場を提供するのが目的。それによって「ふどうさん女子」を応援していこうというのがコンセプトとなっていますが、定期開催のイベントは早くも第8回を終えています。

毎回テーマは違いますが、リノベーションについての勉強会やライフプランという視点で考えるマイホーム購入、くつろぎ空間を作るための間取り作成ワークショップなど、大変興味深いテーマでのイベントが毎回開催されています。

まだ新しいサービスであるという視点から昨年に開始された「ふどうさん女子」をご紹介させていただきましたが、気になる方は是非、参加検討を兼ねてサイトを見てみてはいかがでしょうか。

■参考:ふどうさん女子
https://fudousan-joshi.jp/

まとめ

全部で7つの不動産業界における新サービスをご紹介させていただきました。IT技術を駆使した新サービスもあれば、ふどうさん女子のような人による人の為のサービスなどもあり、実に様々で自由な発想によるサービスが多く開始されたと感じます。

2018年もいよいよ後半戦。賃貸経営や不動産投資をより効率的で有意義なものにするために、上記にご紹介させていただいたもの以外にも便利なサービスがないか、是非探してみてはいかがでしょうか。

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