屋上スペースを有効活用!家賃以外に収益を生み出す方法 | 不動産投資を考えるメディア

屋上スペースを有効活用!家賃以外に収益を生み出す方法

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屋上

不動産投資について日々学ばれている方の中には、「満室以上の利益は出せないものだろうか」と思われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アパートやマンション経営で礼金や更新料というものはあっても、基本的にはその部屋数と家賃が収入の大半を占めます。よって、それ以上の利益を生むのは物理的に無理なことと思われるかもしれません。
しかし、もし「家賃」とは別の収入が得られるとしたらどうでしょうか。

建物は何も部屋だけが収益源ではありません。
アパートを建ててもなお土地が余るようであれば駐車場を作っても良いでしょうし、建物の1Fをテナント貸しにしても良いでしょう。自販機やコインランドリー、トランクルームなども有名ですね。
そしてもう一つ、「屋上スペース」が意外にも収益を生むかもしれません。
今回は、屋上スペースを収益源として活用するためには、どのような方法がオススメなのかをご紹介させていただきます。

屋根で収益を生む「太陽光パネル」

木造アパートをお持ちの方であれば、屋上スペースの活用と言われてもピンとこないかもしれません。
人の住める場所ではありませんし、物を置くスペースがあるわけでもありません。当然、誰かにアパートの屋根を貸そうと思っても、借り手は現れないでしょう。
しかし、木造アパートの屋根は本当に使い道のないスペースでしょうか。

勘の良い方ですとお気づきかもしれませんが、屋上の無いアパートの屋根であっても「太陽光パネル」を設置することで収益を上げられる可能性があります。
太陽光パネルは、2009年に始まった電力買取制度が人気を博し、多くの家庭が設置しました。
設置した太陽パネルが生む電力を東京電力を始めとした電力会社が買い取ってくれる制度は、環境にも優しい画期的なものです。
その利回りの良さから個人投資家へ太陽光パネル設置を進める会社も数多く存在します。

ただ、これまで行われていたFITと呼ばれる電力の固定価格買取制度ですが、年々買取価格は下がっており、更に2019年に同制度は終了すると言われていますので、今さら太陽光発電を設置したところで自家消費するしかないと思われている方も多いことでしょう。

しかし、これに商機を見つけた企業も出始めているのです。
積水ハウスでは2040年までに自社で使用する電力の100%を太陽光発電システムで賄うため、家庭で発電された電力を買い取ると発表しました。
更に、株式会社Looop(ループ)では独自の買取制度「Looop電力買取サービス」を既に開始しています。
他にも、新たに太陽光で発電された電力を溜める蓄電池を設置し、仮想通貨ならぬ「仮想発電所」を作ろうという構想が世界的に注目されていますが、日本の企業も例外ではありません。

まだ先行きは不透明ですが、太陽光パネルもFIT終了と共に価値がなくなるわけではなく、改めて活路を見出す可能性を考えると一つの投資方法として頭の片隅に入れておいても良いかもしれません。

「基地局設置」が収益を生む!?

私たちが日ごろ何気なく利用しているスマートフォンや携帯電話ですが、電信柱に設置された電波の基地局が快適なスマホライフを実現してくれています。
この基地局自体を自身の所有する建物の屋上に設置してしまおうというのが、屋上スペース活用のもう一つの方法です。
もし屋上に基地局を設置することができれば、毎月数万円の賃料が得られると言われていますので、空室1部屋分ほどの保険として活用したいところです。

しかし、個人が直接携帯会社に基地局を設置したいと話したところで簡単に設置できるわけではありません。
携帯会社もある程度の戦略をもって基地局を設置し電波の良し悪しを調整していますので、投資目的の設置希望を誰からでも募集しているというわけではないのです。

そこで、仲介業者を通して交渉するという手段が有効です。
株式会社JTOWERでは、そういった屋上スペースを活用したいと考えているオーナーと携帯会社の間に立って基地局の誘致を働き掛ける事業を行っています。
また、ソリットコンサルティング株式会社でも同じくオーナーの収益を考え、基地局の設置についての提案を行っているとのこと。
基地局設置自体は当然業者が行いますので、設置契約をするだけで家賃以外の収益を出せる可能性があります。

「看板」や「屋上庭園」が収益を生む?

屋上スペースの活用方法はまだまだあります。
もし、屋上を単に遊ばせているだけでしたら、「看板広告」を設置することで広告料が収入として得られることになります。
看板の大きさによって収入はピンキリですが、年間で10万円は超えると言われています。
当然、設置は業者任せの場合がほとんどですので、初期費用は掛からないと考えていただいても問題ないでしょう。

「年間で10万円じゃ心許ないな…」という方は、小規模の貸し農園も併設してみてはいかがでしょうか。
貸し農園は1坪当たり数千円でレンタルされていることが多いため、それを目安に屋上の一部に農園を作れば、収益が上乗せになります。
設置費用は収入に対して3~5年で回収できるというのが一般的なようですので、やはり家賃とは別の収入源として魅力的だと言えるでしょう。

屋上スペースを活用する際の注意点

さて、ここまでいくつかの屋上スペース活用方法をご紹介しましたが、最初の太陽光パネルでもお分かりいただけるように、どのような建物にどういった投資方法が最適かを考えなければなりません。
太陽光パネルの場合、木造であってもそれなりの強度がある屋根さえあれば問題ありません。
しかし、基地局や屋上庭園となれば人が出入りできることはもちろん、周囲に高い建物が並んでいるような日陰では意味がありません。
また、広告看板に関しては人目に付く立地であることが前提になります。
更に、屋上に重量のある物を設置するのですから、鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄筋鉄骨コンクリート造の強固なものであることが大前提となります。
他にも、設置の際の防水や建物の強度に影響がないか等チェックが必要なことや、景観の問題や電磁波の問題から基地局を設置することを周辺住民に反対されるケースもあるかもしれません。
単に屋上スペースが空いているからと、自分の好き勝手にできない場合があることも忘れてはいけません。

まとめ

今回は、家賃以外にも収益を確保しておきたいという方の為に屋上スペースの活用術について解説させていただきました。
アイディア次第では他にも活用方法はいくらでもあると思います。
ただ、最後にご説明させていただいた通り、周辺住民の理解が得られなかったり、建物の強度不足などから思うようにいかないこともあるかもしれません。屋上スペースの活用を検討される際は、入念なリサーチと準備が必要であることを念頭に置く必要があります。
今回は既にビジネスとして成り立っているものを中心にご紹介しましたが、一般的にはまだまだ認知されていない利用法もあります。
設置に成功すれば空室リスクが無い分、長く収益を生んでくれるものになりますので、何もしないよりはすぐにでも行動を起こすべきと言えるかもしれません。

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