屋上スペースを有効活用!家賃以外に収益を生み出す方法

屋上

不動産投資について日々学ばれていると「空室時の担保として他の投資をすべきだろうか」と考えたことはないでしょうか。家賃以外で得られるアパートやマンション経営の収入は、礼金や更新料くらいなもの。良いところ、駐車場や貸し倉庫、微々たる収入になる自動販売機が空室リスクを多少は軽減させます。

不動産投資は何も建物の内部だけが収益源ではありません。もし屋根や屋上スペースが利用できるなら、意外な収益を生む可能性があります。今回は屋根や屋上スペースを収益源として活用する方法を解説。どのような方法がオススメなのかご紹介いたします。

屋根で収益を生む「太陽光パネル」

屋上の無いアパートでも屋根があります。そこで「太陽光パネル」の設置を一度は検討されてはいかがでしょうか。2019年問題と言われるFIT(電力の固定価格買取制度)が11月に終了します。まだ先行きは不透明ですが、FITが終了すると直ちに太陽光パネルに価値がなくなるわけではありません。現在はFIT終了後に電力を買い取るとする民間企業が続々と現れている状況です。

一般的に太陽光発電の設置費用の元を取るまでには10~15年とされています。発電量は設置する太陽光パネルの性能にもよりますので、アパートの屋根について耐荷重を確認しながら採算性をじっくり検討してみるのもいいかも知れません。

「基地局設置」が収益を生む!?

私たちは日ごろから何気なくスマートフォンを利用しています。電信柱に設置された電波の基地局が快適なスマホライフを実現してくれているのです。実はこの基地局を自分が所有する建物の屋上に設置できるビジネスがあります。基地局の設置サービスを展開する代表的な例が、株式会社JTOWERが提供する「屋上活用プログラム」です。

屋上 基地局

■出典:株式会社JTOWER 屋上活用プログラム

基地局を提供できる場所だとこちらから提示し、通信会社が興味を示して契約を結べば月数万円の賃料が得られます。単身向けの賃貸住宅なら、空室1部屋分ほどの保険として活用したいところです。もちろん個人が直接携帯会社に基地局を設置したいと言っても、簡単に設置はできません。携帯会社もある程度の戦略をもって基地局を設置し、電波の良し悪しを調整しています。投資目的の設置を誰でも出来るわけではないのです。

2020年に開始予定とされる5G通信。通信速度が100倍になると言われていますが、5Gを展開するためには非常に多くの基地局が必要とされています。基地局設置自体は業者が行い、さらに設置契約をするだけで家賃以外の収益を出せるのですから、今から検討を始めても決して遅くはないでしょう。

「看板」が収益を生む?

屋上スペースの活用方法はまだまだあります。屋上を単に遊ばせているだけであれば、「看板広告」を設置してみるのもちょっとした収入源になります。看板の大きさによって収入はピンキリですが、年間でおおよそ10万円は超えると言われています。看板の設置は業者任せの場合がほとんどですが、多くの場合、初期費用は掛からないと考えても問題ないでしょう。

屋上を「貸しスペース」として活用!

一時注目された軒先ビジネス。現在は「スペース貸し」と名を変え、新たな産業として多くのビジネスで活用されています。つまり人が登れる屋上なら、「貸し農園」や「BBQスペース」「屋上キャンプ」などとして貸し出せば利益になるのです。貸しスペースではありませんが、旭化成ホームズの「200%ROOF TOP LIFE」というサイトで紹介されている屋上の活用方法が参考になります。

屋上キャンプ

■出典:旭化成ホームズ 200%ROOF TOP LIFE

貸しスペースですので収入はやはりピンキリ。オーナーによってはBBQスペースとして数時間5000円で貸し出してみたり、花火大会に合わせてテーブルや椅子を用意し、一時的なレンタルスペースとして開放したりするケースもあります。もし人が登っても良い屋上があるなら、きっと多くの活用方法があるはず。自分なりのアイディアで家賃収入以外の利益を作ってみてはいかがでしょうか。

屋上スペースを活用する際の注意点

ここまでいくつかの屋上スペース活用方法をご紹介しましたが、どのような建物にどういった投資方法が最適かを考えなければなりません。太陽光パネルの場合、木造でもそれなりの強度のある屋根なら問題ありません。ただ基地局や看板、スペース貸しとなれば、構造上の問題により人の出入りはもちろん物を設置することもできないケースがあります。

特に屋上に重量のある物を設置する投資なら、鉄骨、鉄筋コンクリート、鉄筋鉄骨コンクリート造の強固な建物が絶対条件。木造はほぼNGと考えたほうが良いでしょう。他にも、基地局なら電磁波の問題、看板や貸しスペースなら景観と騒音の問題で周辺住民に反対されるケースも考えられます。単に屋上スペースが空いているからと、自分の好き勝手にできない場合があることも忘れてはいけません。

まとめ

今回は家賃以外にも収益を確保しておきたいという方の為に、屋上スペースの活用術について解説いたしました。アイディア次第では他にも活用方法が見つかる可能性は十分にあります。ただ最後にご説明した通り、周辺住民の理解を得られなかったり、建物の強度不足などから思うようにいかなかったりする可能性は念頭に置いたほうが良いでしょう。

普通の不動産投資と同じように、屋上スペースの活用を検討される際も入念なリサーチと準備が必要です。屋上スペースの活用に成功すれば、空室による収益減を補填するメリットが生まれます。自分の所有する物件が、より長く収益を生んでくれる建物にするため、できる事があるなら積極的に行動を起こしてみましょう。

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