【ソフトバンク vs DeNA】球場経営の不動産収入が大きいのはどっち? | 不動産投資を考えるメディア

【ソフトバンク vs DeNA】球場経営の不動産収入が大きいのはどっち?

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プロ野球場イメージ

2017年のプロ野球日本シリーズはソフトバンク対DeNAで争われ、ソフトバンクが日本一に輝きました。
両チームのホーム球場の名前には少し違いがあります。ソフトバンクは福岡ヤフオク!ドーム、DeNAは横浜スタジアムですが、ソフトバンクはIT企業のヤフーが命名権を持っているためです。
球場経営をすると命名権などの収入以外に家賃収入などは発生するのでしょうか。そして球場収入ではソフトバンクとDeNAは球場の売り上げではどちらが大きいのでしょうか。

ネーミングライツ契約とは?

ヤフオクドームは以前は福岡ドームといい、横浜と同じように都市の名前が入っていました。2013年にヤフーが命名権を持ち、ヤフオクドームとなりました。このように命名権を持つ契約をネーミングライツ契約といいます。ネーミングライツ契約をする企業にとって球団は広告としての意味合いが大きく、ヤフーがヤフオクの名前を世の中に知らしめるために契約をしたものです。そのため球場オーナーには収入が発生します。ただ、ネーミングライツ契約には期限があるため、せっかく馴染んでも突然違う名前に変わってしまう可能性があります。

そもそもプロ野球団は赤字なのか

昔からプロ野球団の経営は企業の広告代わりだから赤字だという話をよく聞きます。実態はどうなのでしょうか。ネットで調べると情報が錯綜していますが、トータルすると黒字経営は広島、阪神、巨人、横浜、ソフトバンクのみで、他は球団としては赤字経営のようです。
例えば、福岡ソフトバンクホークスの親会社は超優良企業のソフトバンクですので、この切り分けをして考えなければいけません。親会社が黒字でも球団は赤字ということもあるからです。

ヤフオクドームVS横浜スタジアムの収入比較

ヤフオクドームと横浜スタジアムの収入ではどちらが勝つのでしょうか。球団ではなく球場のみの収入で比較してみましょう。
比較する前に、親会社の広告塔という意味を理解するとともに、もうひとつ知っておかなければならない点があります。
それは球団が球場を所有しているかどうかで球場自体の収入が変わることです。巨人やヤクルトは球場を所有していません。巨人などは球場に設置されている広告費だけでも年間100億円の収入がありますが、球団は球場を所有していないので、球場の売り上げとして全額計上できます。そういった意味で言うと、「球団が所有していない球場の方が儲かっている」とも言えます。

ソフトバンクの利回りは?

福岡ソフトバンクホークスは球場を所有しています。建前上は所有しているため使用料は0円になりますが、実際には所有会社に年間30億円支払っているようです。球場を所有する前は50億円あったらしいので減ってはいます。一般的に使用料は総収入の20%と言われていますので、球場の総収入は30億円÷0.2=150億円の売り上げがある、と試算できます。(正確な情報ではありません)
不動産投資として考えるなら、ソフトバンクは球場を取得するのに870億円かかっていますので、年間収入150億円÷870億円=17.2%の利回りになります。不動産投資としては利回りが良いほうです。

横浜スタジアムの利回りは?

横浜スタジアムも球団が所有しています。横浜DeNAベイスターズの場合、2011年に買収した際は30億円の赤字でしたが、5年で黒字へ転換しました。球団は黒字です。では球場のみの収入はどうでしょう。球場を74億2500万円で取得しています。2016年の有価証券報告書から、総収入が年間43億円と記載がありますので、43億÷74億2500万円=57.9%となります。
これはかなりうまみのある取得といえます。

まとめ

利回りではDeNAが勝ちのようです。しかし収入自体はソフトバンクが100億円上回っていますので、この金額になれば利回り以上のメリットはあるでしょう。現在、私たちの周りでは、様々な不動産投資商品が出回っています。球場のように使用料以外に広告費や店舗売上が入ってくるという点は、不動産投資を考える際に参考にしてみると面白いかもしれません。

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