加熱するクラウドファンディング、不動産投資で複利運用の時代が来るか? | 不動産投資を考えるメディア

加熱するクラウドファンディング、不動産投資で複利運用の時代が来るか?

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お金の家イメージ

最近よく聞くクラウドファンディングですが、2016年時点で世界で5000億円規模、国内で760億円規模にもなる急成長の資金調達方法です。不動産業界でも導入され少予算で取引できる不動産投資として注目を集めています。通常の不動産取引は初期費用で数十万円から数百万円かかるのに対し、OwnersBookのようなクラウドファンディングでは1万円から取引できますので、初心者でも参入しやすいと言えるでしょう。もともとクラウドファンディングは不動産だけではなく、アニメ製作やワイン工房、コンサート開催、自然再生など様々な業種や目的で利用されています。現在大ブレイク中のクラウドファンディングとは、そして不動産投資での運用方法とはどのようなものなのでしょうか?

不動産業界も参入したクラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、プロジェクトや事業、イベントなどを実現するために資金提供を必要とする人と、その企画に賛同した資金提供者がインターネットを使ってマッチングする場所、行為を総称して言います。資金調達というと通常は株式取引が一般的ですが、主にクラウドファンディングが株式取引と違うのは、

  1. 営利目的でないものが多い
  2. 投資とは違う形で資金提供できる

の2点です。もちろん株式投資と同じような資金提供の方法もありますが、投資方法を選べるのもクラウドファンディングの特徴です。また手数料を投資家から取っていない点も新しい投資手段と言えるでしょう。

日本でのクラウドファンディング普及に一躍買ったのは、東日本大震災の支援金調達です。震災の支援金は企業が成長するための資金調達ではなく、支援金として、直接人のために役に立てたいという資金提供者の寄付によるクラウドファンディングです。そういったこともあり、その後は様々な目的と業種でクラウドファンディングが利用されています。

クラウドファンディングには株式取引のような「投資」という資金提供の仕方のほかに、「寄付」や「貸付」、「購入」といったタイプがあります。不動産投資専門のクラウドファンディングで取引高の多い「OwnersBook」というサービスは「貸付」になります。

少額投資ができるOwnersBookとは?

現在取引高の高いクラウドファンディングのプラットフォームであるOwnersBook(オーナーズブック)を参考に見てみましょう。OwnersBookは、ロードスターキャピタル株式会社が運営するクラウドファンディングの不動産投資専門プラットフォームです。OwnersBookでは1棟を中心に投資を行いますが、物件をロードスターキャピタルが購入するわけではありません。あくまで同社はプラットフォームとしての運用しかしていません。不動産を運用する会社に投資資金を貸し付け利息を投資家に配当として還元します。

最近の物件であれば5%程度の利回りの案件が目立ちます。案件には早期返済という制度があり、貸し付けた企業が予定よりも早く返済できた場合は投資家にも早期に返還されます。また、物件の情報や貸し付ける企業の情報は法律上公開されませんが、大まかな場所や企業情報を確認した上で投資ができます。新築でない場合、現状賃借人がある物件が多く、1年間の運用で投資先の経営悪化や営業できないといった理由で失敗するケースは低いと言えそうです。ただし、借主となる企業が嘘をついている場合はこの限りではありません。

「1年」という期間を利用する

OwnersBookでは配当は3ヶ月ごとに受け取れますが、元金は満期にならないと解約できない契約です。ただ、逆にいうと、1年で決着できる、というのは運用上はとても有利になります。確かに株式取引などはすぐに解約できる、というのが魅力だったりしますが、不動産は一般的には10年以上をシミュレーションした長期運用が基本になりますので、クラウドファンディングでの早期解約を利用して複利運用の想定が可能になります。

現物の不動産取引をする前にクラウドファンディングで体験できる

今の状態が不動産投資のクラウドファンディングで続いていくのなら、という前提で考えると、複利運用が可能になります。まず202万5000円を準備し、100万円を5%以上のクラウドファンディングに投資します。その半年後に残りの102万5000円を別の物件のクラウドファンディングに投資します。2万5000円というのは前の物件の年利の半分を想定しています。つまり半年ごとにスタートするのは、半年ごとに複利運用の結果を知りたいという戦略です。さらに1年後に最初の投資で返還された105万円で5%以上の案件に投資をします。そうやって5年ほどすると、200万円だった資金が250万円を超えます。更に10年後には330万円弱に、20年後には537万円になります。現物の不動産投資を始める前に経験してみてもいいかもしれません。

まとめ

昨年くらいから加熱してきているクラウドファンディングですが、不動産の分野ではいまのところ投資結果は良さそうです。利回りは銀行よりもいいので、少額でも幅広く不動産取引に関わってみると楽しいかもしれません。

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