飲食店が充実している街は賃貸需要も高い。その理由とは? | 不動産投資を考えるメディア

飲食店が充実している街は賃貸需要も高い。その理由とは?

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食べたい街に住みたい人が増える!?│画像

賃貸需要が高いエリアを探す方法はいくつかありますが、基本的にはそこでどんな仕事を持っている人が多いのかということを調べて、そこから賃貸需要を想定することがメインになっている投資家も多いはずです。今回は食べたいものが多い街こそ賃貸需要が高い理由をご説明します。

食が充実している街は人が集まりやすい

衣食住は人間の基本的な欲求の一つです。着ることと、食べること、そして住むことの快適性を求めて人が移動することも少なくありません。
外食産業先進国の日本では、食事が美味しい飲食店には毎日行列を作ってでも食べたいという人が多いものです。この食事をしたいという欲求が賃貸需要と結びついているのではないかと考えられる理由がいくつかあります。

一般的にサラリーマン大家さんが賃貸需要を調べるときには、大きな会社がある、大きな工場がある、大きな学校があるなど、職場や学校の近くに住むということをイメージしながら賃貸需要がありそうなエリアを絞っていく人が多いと思います。

飲食店の売り上げと住みたい街の相関性は?

食べることをイメージして賃貸需要がありそうなエリアを絞り込んでみた場合はどうでしょうか。
たとえば、リクルートの外食総研の調査で2014~2015年の間に飲食店の売り上げが4%以上増えた地域を見てみることにしましょう。飲食店の売り上げが増えた地域は、川越駅周辺、越谷レイクタウン、上尾駅周辺、大船、平塚、茅ヶ崎、本八幡、武蔵小杉、府中駅周辺、調布駅周辺になっています。

飲食店の売り上げが増える理由はいくつかありますが、主に2つの理由があると考えられます。

第一に再開発が進んで、飲食店が集積され人が集まりやすくなっているエリアです。
たとえば、越谷レイクタウン。JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅と直結しており、テナントは700軒数以上。総面積も日本最大級で魅力的な飲食店が集結しています。老舗の牛タン専門店、本場台湾でも人気のある台湾料理店、洋食店の名店など様々な店が集まっており、人を集めるための集客力があります。

もう一つは、そもそも街に昔から飲食店街ができていて、小さいけれどもおしゃれな飲食店が連なっている人気の地域です。一方、逆に飲食店の売上が下がっている地域は、今後賃貸需要も減っていく可能性があります。

食べ物で注目される街を狙え!

それでは、今後どのような街をターゲットに物件選定を進めていけば良いでしょうか。
一つは、再開発で飲食店が集積され、人が集まりやすい傾向があるエリアです。今後、特に注目されるのが、老朽化した鉄道高架橋の耐震工事に伴う駅前再開発でしょう。拡張した高架の下にできたスペースを有効活用する動きが各所で出ています。
たとえば、2016年12月にオープンした「サナギ新宿」もその一つです。新宿駅の甲州街道の高架下が大きく変わりました。施設の中央を占めているのが200席ある飲食店のフードホール「百花繚乱ランタン横丁 / YATAI-MURA」です。
アジアや日本の屋台村をイメージし、4つの飲食店の料理を組み合わせて食べられるシステムが受けています。飲食店を中心に新しい人の流れができれば、そこに人は集まってきます。その駅周辺の収益物件の賃貸需要も増えるでしょう。

もう一つは、元々小さな飲み屋街ができていて、人の流れをベースに新しい料理店が出現しているエリアも要チェックです。
たとえば、都営新宿線や総武線が乗り入れている本八幡。この駅周辺の飲食店はこじんまりとしながらも流行をきちんと掴んでいるお店が軒を連ねています。
実は本八幡は、あのイタリアンレストランチェーン「サイゼリア」の第一号店がある場所。低価格でも美味しい料理を求めて、飲食店を選んでいる人たちが多い街でもあるのです。
飲食店を取り囲むように小さな商店街、駅にはスーパーがあり、商圏が選別されており、ファミリー層でも独身層でも日常生活に支障をきたさない生活施設が整っているのです。小さいながらも注目される飲食店街がある限り、人の流れは途切れません。賃貸需要も高い街として常に注目されています。

まとめ

会社や工場、学校などは移転の恐れがあり、一気に賃貸需要が激減する可能性もあります。しかし、飲食店街が充実している街であれば、賃貸需要が一気に衰退する可能性は低いです。これからは会社や工場などの施設を有する街だけに投資を集中するのではなく、食欲を満たしてくれる街にも分散投資することを検討してもいいかもしれません。

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