空飛ぶ車の開発競争激化!実現したら屋上カーポートに需要はある? | 不動産投資を考えるメディア

空飛ぶ車の開発競争激化!実現したら屋上カーポートに需要はある?

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空飛ぶ車の開発競争激化!実現したら屋上カーポートに需要はある?

これまで「実現は不可能」と言われていた「空飛ぶ車」を実用化しようという機運が高まっています。空飛ぶ車となれば安全性の確保はもちろん「駐車場スペース」も必要となりますが、そう考えると「屋上カーポートが増えるのでは?」なんて想像もできます。

確かに、屋上に自家用車が停留してあるなんて日もあり得なくはなさそうですが、実際にそんな未来はやってくるのでしょうか。今回は、空飛ぶ車の開発事情と併せ、屋上カーポート投資は可能なのかといった少し変わったお話をさせていただきたいと思います。

空飛ぶ車の概要と開発状況

空飛ぶ車というと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出す方も多いでしょう。いよいよ現実世界でも空飛ぶ車の開発競争が激しくなってきていますが、翼やプロペラ付きのものもあれば、まさにバック・トゥ・ザ・フューチャーさながらの普通の車の形状をしたものまで様々です。

空飛ぶ車の定義は決まっておらず、一般的には「ドローンとヘリコプターの中間的な乗り物」と位置付けられていますが、まずは有名どころの空飛ぶ車の一覧をご紹介します。

Switchblade(スイッチブレード)
開発国 アメリカ
開発企業 samsonsky社
価格 1300万円
飛行速度 300㎞
特徴 三輪型の翼付き。カーボンファイバーのボディであることから軽量である
公式サイト https://www.samsonsky.com/
Lazzarini Hover Coupe(ラッザリーニホバークーペ)
開発国 イタリア
開発企業 Lazzarini Design社
価格 不明
飛行速度 550㎞
特徴 他の空飛ぶ車と違いタイヤが無い。路上走行も浮くことになる
公式サイト http://www.lazzarinidesign.net/HoverCoupe.html
AeroMobil(エアロモービル)
開発国 スロバキア
開発企業 AeroMobil社
価格 1億4000万~1億8000万円
飛行速度 259㎞
特徴 車の形状によく似ており、ミニバンよりも少し大きい程度
公式サイト https://www.aeromobil.com/
CARTIVATOR(カーティベーター)
開発国 日本
開発企業 有志団体
価格 500万円(想定価格)
飛行速度 100㎞
特徴 飛行、走行共に速度はさほど出ないが、2人乗りのコンパクトな形状
公式サイト http://cartivator.com/

空飛ぶ車は車体に翼が収納できるタイプが多く、路上走行中の車幅も気にすることはないようです。そうすると、「車体をどこに置くか」「屋上カーポートが増えるのでは?」という疑問が湧いてきますが、そもそも近所の駐車場に現在開発中の空飛ぶ車を駐車することは可能なのでしょうか。

空飛ぶ車の駐車スペースはどのくらい必要か

「一般の駐車場に空飛ぶ車を駐車できるのか?」この疑問に対し、上記にご紹介した空飛ぶ車のサイズを調べてみたところ、翼などを収納した場合の最小サイズは以下のようになっていました。

Switchblade
(スイッチブレード)
長さ5.9m、幅2.2m、高さ1.5m
Lazzarini Hover Coupe
(ラッザリーニホバークーペ)
不明
AeroMobil
(エアロモービル)
長さ5.1m、幅1.8m、高さ1.5m
CARTIVATOR
(カーティベーター)
長さ3.6m、幅1.7m、高さ1.1m

調べた結果、一般の車とあまり変わりないことが分かりました。特に注目すべきは、日本の空飛ぶ車プロジェクト「CARTIVATOR」。海外の空飛ぶ車と比べると低価格でコンパクトな乗り物を想定しているようで、これなら、一般の駐車場でも問題なさそうです。

しかしもう一つ、「屋上カーポートが増えるのでは?」疑問が残っています。この疑問についても調べてみましたのでご紹介します。

一般住宅の屋根でも空飛ぶ車の重量に耐えられる?

空飛ぶ車は一般の駐車場があれば問題はなさそうだと分かりましたが、昨今増えている洪水や津波といった災害が起きた時には、建物に屋上カーポートがあるに越したことはないでしょう。しかし、屋上に着陸するにしても車体の重さはどうなのか。

一般車の場合の重量は1.5t程度です。それに対し、450㎏くらいの太陽光パネルを木造の屋根に載せてても問題ないというのは一つの目安になるでしょう。では、空飛ぶ車の重さはどうか。

先ほどご紹介した空飛ぶ車のスペックを見ても、重量が表記されていなかったため詳細は分かりかねますが、一つ目安となりそうな日経新聞の記事があります。

■空飛ぶ車、プラスチックで実現 車の重さ半分に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34556200U8A820C1MY1000/

内容としては、産学官が協力してプラスティックなどの軽量素材の研究が進んでおり、この研究によって空飛ぶ車の開発が進むだろうとのこと。つまり、空飛ぶ車が実現する頃には一般車の半分(700kg前後)の重量になっている可能性があるということですから、屋上カーポートを作ることで投資の一つとしても活用できそうだということになります。

また、恐らく最後まで難航しそうな課題として「国民の理解を得る」ということがあります。

「墜落時の建物や人の安全は確保できるのか」
「夜中に騒音で悩まされることは無いか」
「緊急着陸はどこにすれば良いのか」

こんな疑問は尽きないでしょうが、屋上カーポートの需要が認知されていくとしたら、上記のような心配を解消する材料にもなりそうです。どうやら、屋上カーポートも不動産投資として活用できるなら、将来的な商機として考えておいても良さそうです。

商機は地方にも?投資としての「屋上カーポート」

では最後に、国が空飛ぶ車に対してどう考えているかをご紹介しつつ、不動産投資手としての屋上カーポートの活用についてもう少し考えてみたいと思います。

先日、経済産業省が中心となって開催された「空の移動革命に向けた官民協議会」というものがあります。その資料を確認したところ、空飛ぶ車の以下のような活用を想定しているか分かりました。

  • 都市部での移動にかかる時間の短縮
  • 離島や山間部での移動の利便性の向上
  • 災害時の救急搬送や物資輸送の迅速化

都市部での移動時間短縮は誰しもイメージしたことかと思いますが、先ほども洪水や津波時の救助用に屋上カーポートがあると良いのではないかとお伝えしたとおり、やはり災害時の活用や地方での移動手段の一つとしての活用を想定しているようです。

しかし、不動産投資としてどう活用できるかが問題です。まず、木造の傾斜の屋根ではまず屋上カーポートとして活用することは難しいでしょう。RC造のアパートマンションであれば、700㎏ほどの重量のものが一時的に乗っただけでは問題ないと考えられますので、「常時着陸可能」「緊急着陸用」「運搬中継用」など様々な活用は考えられます。

屋上カーポート投資でどのくらいの収益が?

では、不動産投資としてどのくらいの利益が得られるかと考えると、これは少々難しい問題となります。以前、当サイトの記事でも屋上に電波の基地局を設置すると毎月数万円、看板などの設置で年間10万円ほどは収入が得られるかもしれないとお伝えしました。

屋上スペースを有効活用!家賃以外に収益を生み出す方法
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不動産投資について日々学ばれている方の中には、「満室以上の利益は出せないものだろうか」と思われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか...

では、カーポートにどのくらいの需要があるか、賃料はどのくらいを想定すべきかは前例がないため、現時点でどのくらい儲かるとは言い難いものがあります。今のところ考え得られるのは、1回の着陸や何時間の停留で数百円とか、緊急用として常にスペースを確保する代わりに月額数千円を得られるなどといったケースが考えられます。

東京都東京ヘリポートというサイトでは、着陸料として6トン以下なら1000円、24時間ごとの停留料金として810円といったものもありますが、もしかすると、こういった既にある航空会社やヘリポートのスペース利用料金などが目安になっていくかもしれません。

■東京ヘリポート着陸料等
http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/rito/tmg_heliport/landingfee.html

どちらにしても、まだまだ発展途上と言える空飛ぶ車開発。いつか「屋上カーポートで不動産投資!」なんて記事が多くなる日も来るかもしれません。

まとめ

今回は、少し変わった不動産投資を考える目的として、空飛ぶ車の屋上カーポートについて考えてみました。「まだまだ先の事」と思われるかもしれませんが、実際に国が空飛ぶ車の実用化に向けて動き出したことを考えると、あり得ない話ではありません。

不動産バブルに今後どのような変化があるか明言できませんが、もし日本の土地価格が今よりも高水準になるのだとしたら、屋上スペースの投資の一つとして、屋上カーポートを想定しておいても良いかもしれません。

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