三菱vs住友vs三井。財閥系不動産会社が提案するアパート経営とは? | 不動産投資を考えるメディア

三菱vs住友vs三井。財閥系不動産会社が提案するアパート経営とは?

シェアする

都心部のイメージ

土地活用のアパート経営というと、どういった業者を思い浮かべるでしょうか。
実は三菱地所、住友不動産、三井不動産の3大財閥系不動産会社がアパートを建築していることはあまり知られていません。CMや広告などであまり宣伝していないので、なかなかイメージが沸かないのではないでしょうか。
三菱、住友、三井それぞれのアパートの特徴はどうなのか、営業手法はどのようなスタイルなのか、気になる財閥系不動産会社の物件の特徴と営業手法をご紹介したいと思います。

三菱地所

木造を推奨。全体的には一般的な注文住宅となりますが、強みは全館空調が低予算で設置できるところ。基本的に全館空調はスタンダードで付いてきます。他社よりは安いですが、全館空調を入れると他の空調設備の時より100万円くらい上乗せされるケースもあります。
それでも使い勝手の問題なので、全館空調が便利だと思っている人にはお勧めです。顧客が契約の土台にのっている場合は、アパート完成時のミニチュアのモデルを作ってくるので、できあがりのイメージが非常に明確になります。
顧客が好む点を把握していて、全館空調のメリットについて段階を追って説明するので、ひとつひとつが腹に落ち、最終的には契約に向かっている感があります。営業が上手です。

物件の特徴

木造で、外壁と断熱材の間に空気を通す高気密高断熱という工法が売り。高気密高断熱については業界では一番最初に取り入れた会社です。またエアロテックという全館空調も特徴。基本的にエアロテックありきの物件となっています。業者とのパイプが太いのか、同じ空調をつけても、他社では真似できない価格帯で提供できるので、そこが落とし所になっています。無料ではなく、他の空調でいいという人にとっては全館空調にすることで予算が跳ね上がりますので、他社との見積もり比較は必須です。

営業手法

資料請求、展示場来場客へのアパート併用住宅でも良いという人へのアプローチをしています。知識もありますが、それ以上に営業がうまく、他社が当然言ってくるであろうという内容の上をいくトークを持っていたり、ミニチュアのモデルをうまく使い、顧客の心情に合わせたアプローチがとてもうまいと言えます。

住友不動産

スマートなデザインが特徴。2×4の構造のメリットを活かす建築を極めている印象です。デザインが特徴的なのも、構造のメリットを活かし狭小地でも土地を最大限に生かした建築ができるからです。一般的な建築会社がプランから後の設計などの話を、ベテランの上司や設計担当者が行うのに対し、住友の営業マンはファーストコンタクトから完成まで、一人でアテンドできる能力を持っているので、話がスムーズなのが特徴です。

物件の特徴

他の業者が場合によっては建築できないような狭小地でも建築が可能。歯科医や介護施設などを1階に入れ、2階以上をアパート利用にする店舗併用型のアパートの受注なども積極的に行っています。こういった提案ができるのも営業マンの知識が豊富だからと言えるでしょう。
また、マンション部門のタワーマンションで使っている大型の厚いガラスや高級感のある床、キッチンなどを低予算で組み入れることができるのはうれしい点です。ニューパワーコラムやニューパワーキューブと呼ばれる独自の耐震、免震機能システムが特徴。住友不動産のデザイン力には定評があり、グッドデザイン賞などを何度も受賞しています。

営業手法

ネットからの資料請求、現地案内会、セミナー、紹介などからアプローチ。前述したように、営業から完成までを一人の営業マンがこなせます。営業マンに対する研修は頻繁に行われていて、一営業マンのアパート建築に関する知識は業界一だと言われています。

三井不動産

三菱、住友と同様に木造を推奨。それぞれに細かい理由はあるものの、RCなどに比べて価格が安いことが言えます。また、火災の際、RCなどの方が耐火性があると思われがちなのですが、RCなどは一定の温度に達すると一気に崩れおちる性質を持っていますので、木造の方が強かったりします。
三井の場合も他の2社と共通した作りになっていますが、特徴は完成後のサポート体制にあります。アパートの建築会社は一般的に30年保証など、メンテナンス期間を設けていて、一定の水準まで無料、超えると有料というところがほとんどです。三井のサポートは建物に関してはそう変わりはありませんが、財閥系の中で唯一、30年の借り上げ保証を行っている点が特徴です。通常は2年ごとに借り上げするかしないかなど保証する側もリスクを検討しながら行います。30年できるということは建築の際、市場調査で賃貸力のあるエリアしか建築していないということも考えられます。

物件の特徴

2×6のメリットを活かした工法を前面にだしていて、他社との差別化を図っています。外壁は継ぎ目のないBSウォールを使用し、屋根もダブルシードパネルを使用。外からの障害にこと細かに対応しているのが特徴です。外壁などは価格に大きく響いてくる部分なので、全てを取り入れると、3社の中では高価格になります。
また、三井不動産は大手テーマパークのデザインをしており、モデルルームではそのデザイン力で女性受けしそうな手の込んだ内装が目を引きます。テーマパークと似たようなデザインにするよう依頼ができます。

営業手法

ネットからの資料請求、展示場でのアプローチが主。展示場では2世帯住宅からのアプローチが多い。大手テーマパークのデザインを行ったというだけあり、営業マンの身なりも女性受けしそうなオシャレなイメージがあります。

まとめ

土地活用のアパート建築は出来合いの区分マンションなどと違い、使っている外壁や床、内装、屋根など、素材を変えることで価格帯は大きく変わってきます。まさに注文住宅なので、必ずしも一定の会社が高い、とは言いにくい面があります。仕入れ業者との関係で価格の違いが出てきますので、自分の優先したいものを決め、疑問点は解消することが重要なポイントとなるでしょう。
また、財閥系の企業の営業マンは賃貸ニーズや、利回りをとても気にしています。利回りが悪いと、断ってくる営業もいるくらいです。とても信頼できる体質の会社だといっていいでしょう。アパート建築の際はぜひ財閥系不動産会社の見積もりもとって、比較検討されることをお勧めします。

記事の平均評価

各種お問い合わせやご相談はこちら