大学生向けアパート経営の先行きは不安!?人気に潜むその現状 | 不動産投資を考えるメディア

大学生向けアパート経営の先行きは不安!?人気に潜むその現状

シェアする

大学のキャンバスイメージ

数ある不動産投資ですが、その中でも「大学生向け」の物件を所有するオーナーの割合が高い傾向にあります。投資歴を問わずして人気の理由は「収益の安定」「初期費用のお手軽さ」があるからです。

しかしその一方で、先行きに暗雲が立ち込める現状が……。
物件を購入した段階であなたの不動産所得が決まるといっても過言ではありません。失敗しない為にも、“大学生向け物件の現状・未来”を知っておくことが大切です。

人気の大学生向けアパート経営

人気の理由は、何といっても「収益の安定」です。
不動産投資において多くの人を悩ませる「入居率」ですが、大学生向けの物件では入居問題で悩むことはまず少ないです。入居者の学年によって差はありますが、4年制大学の場合だと1度入居者が決まると“約4年間の入居保証”があるからです。

さらに空室期間も短いことが特徴で、空室になるタイミングは卒業時の2,3月に対して、入居希望者があらわれるタイミングは新学期の3,4月。長くても2ヵ月しか空室期間がありません。また、新社会人の1人暮らしとは違って親御さんからの仕送りがあるため家賃滞納の心配も少ないです。

続いての人気理由は「初期費用のお手軽さ」です。
大学生はできる限り家賃を抑えて賃貸選びを行うので、ワンルームのアパートでも問題なく入居してくれます。デザイナーズマンションなどの1LDK物件を購入することを考えると、初期費用の差は歴然なので投資歴の長さ、短さに関係なく人気があります。

大学進学率の上昇とは反比例する若年層人口

データでみると大学進学率は1992年から右肩上がりで上昇しています。しかし大学進学の年齢となる18歳の人口は1992年から減少を続けています。日本は高齢化社会といわれているように、若年層の人口は年々少なくなっていることがわかります(参考:文部科学省「学校基本調査」)。

総務省統計局のデータでは2017年10月時点で、日本の総人口は1億2672万と発表されています。医療の発達も伴って増加を続けていた日本人口ですが、2016年2月では調査を開始して以来、初めて減少を記録しました。

大学進学率自体は増加しているものの、日本人口の増加ストップ、若年層の減少という視点から考えると進学率はアップしても「大学進学者数」は減少していく可能性があります。

大学生向けアパート経営なら狙いは首都圏

大学生向けアパート経営を狙うなら「首都圏」で行うことをおすすめします。現時点でも若年層は減少していますが、このさき数年後には今よりも減少が予想されています。特に地方の減少は大きくなると予想されます。

首都圏の場合も減少は避けられませんが、10年経過しても数値はそれほど変わらないので、需要を考えると大学生向けアパート経営は首都圏がこれからの狙い目になりそうです。

まとめ

人気のある大学生向けアパート経営ですが、その現状とこれからの未来を合わせると明るいとは言えないですね。「人気だから」という安直な理由だけで物件選びを失敗するのは避けたいところ。これからの不動産投資は“データ”もしっかり把握しておく必要があります。

各種お問い合わせやご相談はこちら