木造物件で必ずチェックしておきたいシロアリ対策3つ | 不動産投資を考えるメディア

木造物件で必ずチェックしておきたいシロアリ対策3つ

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不動産投資に必要な虫対策3つ│画像

その土地に固定されている不動産と切っても切れない関係にあるのが、虫による被害。特に木造の物件を所有している人は、自分の資産を食いつぶしてしまうかも知れないシロアリの対策に敏感になっている人も多いはずです。

国土交通省の2013年の調査では、在来工法の場合、対策を取らなければ築20年〜24年で実に38.4%ものシロアリの被害があるというデータも出ています。この記事では木造物件に巣食うシロアリの対策について考えていきます。

【対策1】シロアリの生態と建物の断熱性をチェック

まず敵を知らなければ、対策の取りようがありません。木造のアパートに被害をもたらすシロアリの生態などから見ていくことにしましょう。

日本には4種類のシロアリが棲息しています。北は北海道、南は九州まで広範囲に分布しているのがヤマトシロアリという種類です。温暖な気候を持つ西日本の地域では、イエシロアリ、カンモンシロアリ、カンザイシロアリの数種類のシロアリが棲息しています。

シロアリは温暖地域で活発化しやすいという特徴があります。2013年の国土交通省の「シロアリ被害実態調査」で日本全国でシロアリ被害を見てみると、九州、四国、中国地方が、被害率が高くなっています。

一方で注意しなければならないのが、東北地方の岩手。断熱性の高い住宅構造が普及し、近年の温暖化によって東北地方まで被害が拡大しているデータが出ています。また、シロアリは土を伝って建築物を破壊することから、建物の壁下のみ鉄筋コンクリートで基礎をつくる布基礎の場合の発生率が高く、鉄筋コンクリートで床下全体を覆うベタ基礎の発生率が低いということがわかっています。

布基礎は、良好な地盤があるところによく用いられる工法です。一方、ベタ基礎は地盤が弱い場所でよく用いられる工法です。これらのデータからわかることは、従来工法の木造で布基礎、さらに西日本に物件を持っている場合、シロアリの被害にさらされやすいということが導き出せます。

【対策2】シロアリ被害が出ていない物件を選ぶ

シロアリは家の基礎に大きなダメージを与えるので、そもそもシロアリの被害が確実にない物件を選ぶことが大前提として重要です。

在来工法で建築された木造アパートでは、国土交通省の調査によると、築10年から14年で11%ですが、築15年〜19年で29.3%にシロアリの被害が広がります。

築20年〜24年ほど経っている物件で何らかの対策が取られていない場合、すでにシロアリの被害が発生しているのではないかと疑って物件を選定したほうがいいでしょう。

では、具体的にどのようにシロアリ被害がない物件を見つければいいのでしょうか。
外側からではなかなか分かりませんが、次のようなところに心当たりがあるのであれば、物件にシロアリの被害が拡大していると考えて良いでしょう。

  1. 壁や柱を叩くと空洞のような音がする
  2. 床を歩くと一部がふかふかするような感じがする
  3. 羽アリを物件の中や物件近くの外で見た
  4. 物件の敷地内や周辺に廃材や古材が放置されている
  5. 基礎や土台に土で盛られた道がつくられている
  6. 木の表面や割れ目に土で盛られたような道や固まりがある
  7. 柱やくいなどにシロアリの食べ跡がある
  8. 襖や扉などの建て付けが悪くなっている
  9. 雨樋が傷んでいる
  10. 雨漏りしている箇所がある
  11. 床下の湿気が高い
  12. 増改築をした箇所がある
  13. 近所でシロアリ対策をしている(ネットワークが広いイエシロアリの場合)

【対策3】シロアリが発生したら業者を選ぶ

残念ながらシロアリが実際に発生していることが後に発覚してしまった場合には、すぐに駆除をして対策を行わなければいけません。市販の薬剤などを活用して自分でも駆除する方法はありますが、手間もかかりますし、床下などの作業はなかなか素人には難しいものです。そこで、専門の業者に依頼することになります。

シロアリ駆除業者は数多く存在しますので、きちんとした業者を選ばないと駆除が不十分だったり、相場とかけ離れた費用を請求されることにもなりかねません。優良業者を選ぶポイントは、次の通りです。

相見積もりをとる

その場ですぐに契約させようとする業者もいますが、即決はせず、必ず複数業者で相見積もりをとって依頼するようにしましょう。

シロアリ駆除以外の商品を勧める業者はやめる

業者の中には、シロアリ被害をきっかけとして高額な薬剤や機器を勧めてくるケースがあります。中にはシロアリを防ぐために有効なものもありますが、顧客の希望を聞かずにそのような商品を勧めてくる業者はやめておきましょう。

作業内容について説明を聞く

作業内容について説明をせず始めようとする業者も中には存在します。作業内容について何もわからない状態で依頼すると、手抜き作業になる場合もありますので注意が必要です。

シロアリの生態について聞いてみる

シロアリ対策に強い業者であれば、当然シロアリの生態についても熟知しています。シロアリについてあまり詳しくない業者は、生態すら理解してない場合もあります。使用している薬剤について知らない場合も気をつけたほうが良いでしょう。

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