住んでみたい家!グッドデザイン賞を受賞したリノベーション5選 | 不動産投資を考えるメディア

住んでみたい家!グッドデザイン賞を受賞したリノベーション5選

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リノベーションのグッドデザイン賞 5選!

中古マンションを安く購入して、新築同様のリノベーションをする。
日本のリノベーションブームは1990年代の裏原系ショップのセルフリノベーションに端を発するとする説がある中で、今やパッケージ商品として成り立つ立派な市場となってきました。
尚、現在の住宅リフォーム市場が約6.5兆円なのに対して2020年以降は7兆円が見込まれており、国土交通省が2025年までにリフォーム市場を12兆円に規模を拡大させようという意欲を見せたことで関係者を驚かせています。
さて、そんなリフォーム業界も、大規模な工事を行って住宅に新たな息吹を吹き込むリノベーションの人気は衰え知らずと言ったところで、近年ではデザイン性に優れたものが多く見受けられます。
今回は、グッドデザイン賞を受賞したリノベーションを過去5年間からピックアップしてご紹介させていただきたいと思います。

【2017年受賞】株式会社タムタムデザイン「アーケードハウス」

2012年に設立された「株式会社タムタムデザイン」。
代表取締役であり一級建築士の田村晟一朗氏によりプロデュースされた「アーケードハウス」は、とあるアーケード街にある店舗の2階スペース。
シャッター商店街と言われてもおかしくない、人もまばらなこのアーケードは、なんと昭和54年に作られたとのこと。
LDKがアーケード側に位置するようリノベーションされており、夜になると灯される住まいの光は、薄暗いアーケードに人の温もりを感じさせてくれるかのような外観を演出しています。
また、アーケードの中にあるが故に外からの採光が望めないため、真ん中にインナーバルコニーを設置。
元々スケルトンだった114㎡ほどの貸店舗を、6帖前後の3部屋と20帖以上のLDKというファミリー住戸に見事にリノベーションし、アーケードハウスは2016年にリノベーション・オブ・ザ・イヤーで最優秀賞を獲得。
翌年には「地方の社会問題の解決につながる」「非常に社会的意味のあるプロジェクトである」「アーケードの景色を臨む住宅にもオリジナリティを感じる」との評価を得て、2017年のグッドデザイン賞を受賞することとなりました。

参考:GOOD DESIGN AWARD「アーケードハウス」
https://www.g-mark.org/award/describe/45674

【2016年受賞】不動産業者×工務店×建築家「三位一体の小さな街づくり」

京都府向日市鶏冠井町のエリアは、阪急京都線、東海道本線、東海道新幹線を挟んで東西に広がっています。
ここは元々、農地が広がっていた地区を宅地に転用した住宅密集地であり、未だに間口の狭い住宅が多く残ることから空き家のままとなっている住宅も少なくないとのこと。
2016年にグッドデザイン賞を受賞した「三位一体の小さな街づくり」においては、そんな間口の狭い住戸の2件をリノベーションを行っており、狭小住戸とは思えない解放感に溢れるものとなっています。
現代風にアレンジされた住戸は、どちらも壁や扉、収納スペースの引き戸などを極力少なくした居間となるスペースを2階に置きつつも広く見せる工夫がされており、1階にキッチンやバスルームなどの個室を設置することで耐震壁の必要性もクリア。非常に効率的なレイアウトが実現しています。
また、下手にデザイン性のある建築資材を使うのではなく、合板をそのまま使用することで木の温もりを感じさせる落ち着いた雰囲気が出ています。
不動産会社である株式会社すまいる、工務店の株式会社リヴプラス、そして有限会社ランドサットという地元の不動産関連会社のチームワークが、スピーディ且つ新たなリノベーションを実現したと評価されて受賞に至りました。

参考:GOOD DESIGN AWARD「三位一体の小さな街づくり」
http://www.g-mark.org/award/describe/44287

【2015年受賞】「都会で暮らす私のための小さくて大きな秘密基地」

2015年にグッドデザイン賞を受賞した賃貸住宅リノベーション。
実はこのプロジェクト、2014年にも同賃貸住宅のリノベーションでグッドデザイン賞を受賞しています。
2015年は先ほどもご紹介させていただいた有限会社ランドサットと神戸芸術工科大学プロジェクトチームがデザインを行い、前年同様、大和船舶土地株式会社のプロデュースの下で2年連続受賞となりました。
リノベーションが行われたのは兵庫県神戸市にある築40年を超えたRC構造のアパート。元々は玄関を入ってすぐに居室があり、その奥にいびつなLDK、更に突き当たりに窓、両脇にトイレ、風呂という1LDKでした。
今回のリノベーションにより、部屋の真ん中に曲線を描く通路を置き、その両脇には扉を持たない収納やワークスペース、そしてサニタリーやダイニングキッチン、寝室を置きながらも、立体的なスペースを活用してコンパクトなロフトも設置しています。
表現は悪いかもしれませんが、客席が狭い個室に分かれた居酒屋を連想させる「秘密基地」と呼ぶにふさわしいデザイン性の優れた空間となっています。
ファミリー向けでも単身者向けでもない、若い世代向けの新たな空間像であると認められ受賞に至っています。

参考:GOOD DESIGN AWARD「都会で暮らす私のための小さくて大きな「秘密基地」」
https://www.g-mark.org/award/describe/42817

【2014年受賞】「さくらアパートメント」

「このアパート、住み時です」
そんなキャッチコピーと共に生まれ変わった、東京都世田谷区にある「さくらアパートメント」。
さくらアパートメントは、1970年代以降に積水ハイムが量産したとされるBFA型アパートの初期モデルですが、現代では「プレハブアパート」と呼ばれていることからもイメージが良いとは言えず、受賞対象となったこのアパートの所有者からの相談がリノベーションのきっかけとなりました。
玄関を入ってすぐに6帖ほどのDKと風呂、トイレがあり、その奥に居室といった作りとなっていますが、リノベーション後もその配置は変わりません。
代わりに、水回りをコンパクトにすることでリビングを広く使えるように工夫され、クルミの無垢フローリングで木質感を演出。バスルームやトイレは少々奥まった形に配置することで視線を気にしなくても使えるようになっています。
中古住宅の長寿命化も図られており、設備や電気配線を取り換え、断熱材も新たにし、更には耐震補強まで行っていることで、中古住宅の空き家問題に取り組んだ事例であるとして受賞に至りました。

参考:GOOD DESIGN AWARD「さくらアパートメント」
http://www.g-mark.org/award/describe/41586

【2013年受賞】「アンテルームアパートメント大阪」

最後にご紹介させていただくのは、NTT西日本の通信ビルとして使われていた4階建てビルをシェアハウスにしてしまった大規模なリノベーション。
「アンテルームアパートメント大阪」は阪急宝塚線「池田」駅から徒歩5分という好立地にあり、2階と3階の居住スペースは全部で48戸。
このシェアハウス、個室が全部で5種類あります。
まず、ベッドルームのみと3点ユニットが付いたタイプで分けた11帖ほどの個室。そして、5帖ほどのコンパクトルームに8帖弱の女性専用ルーム。
更に9帖ほどの角部屋をL字型のビルの壁側に配置し、フロア中央には男性用と女性用のシャワーやトイレ、他にもカフェやリラクゼーションラウンジなどを設けました。
もちろん、共用で使えるキッチンやスタディルームといったものまであり、まるで大きな漫画喫茶を連想させる、品の良いコミュニケーションスペースといった印象です。
一定の共用費を払う事で、電気、水道、ガスを使用することができるのはもちろん、インターネットや乾燥機付き洗濯機まで使え、キッチンの調理器具や食器も使用可能です。
荷物の多い人のためにトランクルームまで設置されており、漫画喫茶と表現したものの、大規模な学生寮とも言えるかもしれません。
リノベーションだけではなく、コミュニティづくりにも一翼担っていることが地域の活性化に繋がると評価されての受賞となりました。

参考:GOOD DESIGN AWARD「アンテルームアパートメント大阪」
https://www.g-mark.org/award/describe/40429

まとめ

今回は、不動産投資とは関係がなさそうで、実は現代のリノベーションという一つのヒントを得られるかもしれない事案としてご紹介させていただきました。
最近では、リノベーションの雑誌やブログが人気を集め、ビフォーアフターの部屋の様子を掲載するだけのメディアが高プレビューを稼いでいたりするようです。
新築ではその気にならないが、中古住宅では積極的に行おうと思うのがリフォームやリノベーションであり、中古住宅の明らかなメリットだと言えるのではないでしょうか。

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